通信制限

移動中の暇つぶしに動画を視聴

ポケットWiFiを活用すれば、電車や新幹線などで長距離移動している間に映画やスポーツ観戦などの動画を楽しむことができます。ただ、ストレスなく快適に視聴するためには、必要な通信量やダウンロード速度などの基本的な情報を知った上で、適切なWiFiプランを選ぶ必要があります。
ここでは移動中に快適な動画視聴を楽しむためのポケットWiFiの基礎知識やおすすめプランなどをご紹介していきます。

動画視聴にかかる通信量

移動中に視聴したい動画の種類は人それぞれですが、速度制限に引っかからないようにするためにはどんな動画にどのくらいの通信量がかかるのかをあらかじめ知っておくとよいでしょう。動画視聴にかかる通信量は条件次第で変動するので注意が必要です。

画質による変動

動画はユーザーのニーズに合わせて画質を変更できる仕組みになっています。

例えばYouTubeの場合、一番低画質な144psから最も高画質な1,080psまで全部で6パターンの画質を任意で選択することができます。どうせなら高画質で視聴したいところですが、画質が上がるとデータ通信量もアップ。プランによってはすぐに速度制限の対象になってしまうので注意が必要です。

動画以外の表示物による変動

動画を視聴していると、画面中に広告バナーや字幕などが表示されることがあります。

特にYouTubeのような無料動画サイトは広告収入によって運営が成り立っているため、広告バナーやCMが多く、また動画によってはアノテーションやカードと呼ばれる機能を使って関連動画を表示したり、アンケートを表示させたりしているものもあります。こういった表示物が多ければそれだけデータ通信量もかさむことになります。

使用するアプリによる変動

動画を視聴したときのデータ通信量は利用環境によっても変動します。

例えばYouTubeの場合、公式アプリを使用して視聴するのとSafariと呼ばれるブラウザアプリで視聴するのとではデータ通信量が大きく異なります。Safariの場合は低画質再生である分、公式アプリよりかかる通信量が少なく、データ通信量を節約できる仕組みになっています。

動画の種類ごとのデータ通信量

利用環境によってデータ通信量が異なることを踏まえた上で、どの動画を視聴したらどのくらいの通信量が発生するのか比較してみました。

  映画(1本120分)/Hulu 野球観戦(1試合3~4時間)/パ・リーグTV サッカー観戦(1試合90分)/DAZN ライブ映像(1本5分)/YouTube
通信量(高画質) 約450MB 約1.35GB 約4GB 約30MB

最も視聴時間が長い野球観戦よりも、90分間のサッカー観戦のほうが2倍以上通信量は高くなっています。これはサッカー観戦に利用したDAZNという動画配信サービスが高画質かつ任意に画質を調整できないためで、画質による違いがいかに大きいかがうかがえます。

また、ライブ映像を5分視聴するのに約60MBかかっているYouTubeに対し、Huluは映画1本120分で約450MBしかかかっていません。これは広告が頻繁に挿入されるYouTubeと、有料のため広告が入らないHuluの差と言えるでしょう。

結論から言うと、高画質の映像や無料動画サイトで視聴したりする場合はデータ容量が大きいプランまたは無制限のプランを選ぶのが必須です。

動画を見るために必要なダウンロード速度

動画は基本的にサーバーからデータをダウンロードして再生するという仕組みになっていますので、高画質かつスムーズに動画を視聴するためにはそれなりのダウンロード速度が必要です。

特に動画は静止画やテキストに比べると容量が大きいため、必要最低限のダウンロード速度を満たしていないと動画視聴に支障が出てしまうので注意が必要です。

動画サイト別の必要なダウンロード速度

動画視聴に必要なダウンロード速度は利用する動画配信サイトごとに異なっています。以下にそれぞれの動画サイトごとの推奨ダウンロード速度をまとめてみました。

【Hulu】
推奨ダウンロード速度:3.0Mbps以上

HD画質の映像を配信していることを売りとしているだけあり、推奨ダウンロード速度は他に比べてやや速めです。ただ、実際にHuluで動画視聴した人の中には2.0Mbps台でも問題なかったという声も上がっています。

【YouTube】
推奨ダウンロード速度:1.0Mbps 以上

YouTubeは500Kbps以上のダウンロード速度があれば視聴することが可能ですが、映画やテレビ番組、ライブ映像といった一部プレミアムコンテンツに適したストリーミング速度を確保するためには1Mbps以上のダウンロード速度が必要のようです。

【U-NEXT】
推奨ダウンロード速度:1.5Mbps以上

標準画質の場合は1.5Mbps以上でも事足りますが、高画質の場合、3Mbps以上のダウンロード速度が必要となります。ちなみにU-NEXTアプリにはダウンロード機能があり、あらかじめ保存しておいた動画はネット環境が悪いところやオフラインでも視聴できる仕組みになっています。

【NETFLIX】
推奨ダウンロード速度:1.5Mbps

1.5Mbpsはブロードバンド接続で推奨されるダウンロード速度であって、最低限利用するのに必要なダウンロード速度は0.5Mbps、SD画質で推奨されるダウンロード速度は3.0Mbps以上となっています。

以上の情報をまとめると、動画を視聴するには最低でも0.5Mbps~1.0Mbps。高画質での視聴を求めるなら3.0Mbps以上のダウンロード速度がほしいということになります。

ただ、移動中は通信速度が不安定になりやすいため、必要最低限のラインである0.5Mbpsだと途中で動画がストップしたり、遅延したりする恐れがあります。

一方で高画質動画は2.0Mbpsあれば十分という声もあることから、2.0Mbps以上のダウンロード速度があれば移動中に快適な動画視聴を楽しむことができるでしょう。

ダウンロード速度が遅いとどうなる?

ダウンロード速度が遅い場合、視聴環境がどうなるのかは利用している動画の再生形式によって異なります。

【プログレッシブダウンロード方式】
サーバーからデータをダウンロードしながら再生する方式で、スマホやPCに保存されたデータを再生するという仕組みになっています。そのため、ダウンロード速度が遅いと「保存から再生」がスムーズにいかず、動画が途中で止まってしまいます。

【ストリーミング方】
データをダウンロードするところまでは同じですが、PCやスマホに保存することなく、転送されてきたデータをそのまま再生するところが特徴。

そのため、ダウンロード速度が遅いとデータ転送が追いつかず、動画が途中で途切れたり、飛んでしまったりすることがあります。

プログレッシブダウンロード方式の場合、根気よくダウンロードされるのを待っていれば最終的にすべての動画を再生することができますが、ストリーミング放送の場合は転送されなかった分はそのまま飛ばして再生されてしまうので、動画を漏らさずじっくりみたいという方はダウンロード速度の速い通信プランを選択する必要があります。

代表的な動画サービスの通信量と推奨通信速度一覧

動画を視聴するために必要な通信量や通信速度がわかったところで、現在提供されている代表的な動画サービスの推奨環境をご紹介します。

必要な通信量は動画を30分視聴した場合を想定しています。

動画サイト 必要な通信量 推奨ダウンロード速度
Hulu 高画質:約500MB
低画質:約160MB
3Mbps以上
YouTube 高画質:約280MB
低画質:約60MB
1Mbps 以上
U-NEXT 約25~50MB
※ダウンロードした場合は約250MB
1.5Mbps以上
NETFLIX 低画質:約120MB
高画質:約500MB
1.5Mbps以上
DAZN 約360MB 5.0Mbps以上
Amazonプライム 高画質:約230MB
低画質:約70MB
※ダウンロードした場合は高画質:約300MB、低画質:約150MB
0.7Mbps以上

動画サービスごとに求められるダウンロード速度や必要な通信量には大幅な違いがあります。

例えば同じ視聴時間であっても、最も通信量が少ないU-NEXTが約25~50MBであるのに対し、最も多いHuluは約500MBとなっています。

もちろんこれには画質の差もあって、低画質であればそれほど大きな差は出ませんが、7GBのプランで高画質動画を1日2時間視聴した場合、最短で7日程度しかもちません。移動が多く、高画質で画像を楽しみたいという人はデータ容量に制限のないプランを選んだほうが無難と言えるでしょう。

一方、通信速度にもばらつきがあり、Amazonプライムは0.7Mbps以上と最も低い数値となっていますが、もちろん高画質映像を楽しむ場合はワンランク上の速度が求められでしょう。

動画サービスを上手に使うには?

動画視聴時のコストを削減したり、もっと快適に視聴したいというときは、各動画サービスの機能を活用するのがおすすめです。

【画質を見直して通信量カット】
高画質で視聴する場合と低画質で視聴する場合では必要となる通信量に大きな差が出ます。

例えばYouTubeの場合、高画質なら約280MBですが、低画質に変えればおよそ4分の1にまで通信量を減らすことができるのです。もちろん映像の美しさはやや損なわれますが、速度制限に引っかかってしまうと画質がどうこう言う以前に動画そのものがまともに視聴できなくなってしまいますので、動画のスムーズさを優先するなら画質の見直しをしたほうが賢明です。

画質の変更方法は動画サービスによって異なりますが、たいていは設定画面から簡単に見直すことができます。

ちなみにHuluアプリのように、画質は自動調整でユーザーが任意に変更できないものもあります。利用環境に応じて最適な画質で視聴できるのは便利ですが、通信量の低減を優先する人にとってはデメリットにもなります。

そういった場合はやはりデータ容量無制限のプランを利用するか、あるいはブラウザ経由で視聴するしかなさそうです。

【ダウンロード機能を利用する】
U-NEXTやAmazonプライムの場合、プログレッシブダウンロード方式やストリーミング方式とは別にあらかじめ動画をダウンロード&保存するという便利な機能が導入されています。

一度保存した動画を再生するときは通信環境を必要としないため、ダウンロード速度を気にせずいつでもどこでもスムーズな動画を楽しむことができます。通信環境の良い場所を選んでダウンロードすれば時間の節約にもなりますし、一石二鳥と言えるでしょう。

移動中動画を見たいならこのプラン

  • WiMAX

     
    プラン名
    UQ Flat ツープラスギガ放題
    月額料金
    3,696円
    契約期間
    3年
    月間制限
    無制限

    コメント

    月間使用量無制限で利用できるプランです。3日間の制限も10GBと大容量のため速度制限の心配はほぼないと考えて大丈夫です。ダウンロード速度も最大440mbpsと動画視聴には十分な速度が出るので快適に視聴することができます。